第5章 実践用ポイントのまとめ
~15のモテコミュニケーション・ノウハウ~
前章までの内容も含め、より実践的で具体的なコミュニケーションの
ポイント15コを解説させていただきます!
①言葉ではなく「反応(気持ち)」を返す
『反応』については第2章で詳しく書きましたが
大切なのでここにもまとめておきます!
“会話中は何かしら『言葉』を返さなければいけない”という
思い込みをまずは捨てましょう!
ただ『気持ち』を返せば良し。どんな表現方法でもOK!です。
もちろん「言葉」を使うのも表現方法の一つですが、
「表情」だけ、「感嘆詞」一つ、
なんなら「溜息」一つだって立派な“表現”です。
コミュニケーションは気持ちのキャッチボールですから、
会話を通じて相手があなたに求めていることは“気持ちの開示”です。
大切なのは気の利いた言葉を返すことではなくて、
『気持ち』を“何らかの「反応」”で表現してあげることなのです。
面白いもので、コミュニケーションは「上手くやろう」と考えてやれば
やるほど上手くいかない(相手には好感を持たれない)ものです。
難しく考えず相手の話や気持ちに集中し、
感じたままに自分の“気持ち”を素直に開示してみましょう!
“言葉以外の表現”という選択肢が増えた今、
あなたの「返し」の引き出しがこれまでより何倍も豊富になったということです。
力を抜いてハードルを下げて気楽に、
気持ちのキャッチボールに臨んでみてくださいね♪
②「オウム返し」+「ニュアンス」法♪
相手の言葉を「オウム返し」してみましょう!
不思議なことに たったこれだけで
相手にとって心地良い“上手な相槌”となります。
騙されたと思って試してみて下さいね!
ただしポイントは、オウム返しする言葉にニュアンスを乗せること。
要はここでも『気持ち』を表すことが大切なのです。
“気持ちのニュアンスを乗せて、相手の言葉をオウム返ししてみよう”
これだけで相手は、
「自分の話をちゃんと聴いてくれている」
「自分の話に共感してくれている」
このように感じてくれる効果があります。
③「気持ち」に焦点を当てて訊くとエピソードを引き出しやすい
人は、「事実」について訊かれるよりも、
「気持ち」について訊かれたときの方が
エピソードが膨らみ話が盛り上がりやすくなるのです。
例えば、
「ⒶとⒷどちらを選んだの?」と
“事実”をきかれた場合の答えは「Ⓐ」か「Ⓑ」の
どちらか1つしかありませんが、
「ⒶかⒷか、どんな気持ちで選んだの?」と
“気持ち”に焦点をあてた訊かれ方をすると、
「迷った気持ち」、「悩んだ気持ち」、「覚悟を決めた瞬間の気持ち」…
色々な答えがあるので、質問に対して自由に答えることが出来ます。
イメージして頂きやすいようさらに具体的な例もあげてみます!
例えば、Aさんが次のような話をはじめたとしましょう。
Aさん
「先日ペットを動物病院に連れて行ったんだけどね、今度手術することになっちゃったのよ」
まずは、
答えが限られている「事実」についての質問ばかりをAさんにしてみましょう。
すると、このようなやり取りになります。
他にも、
「犬種は?」「どこの病院にかかってるの?」
「費用はどのくらいするの…?」なども、
答えが限定された“事実”についての質問
(“クローズドクエスチョン”といいます)ですよね。
このようにクローズドクエスチョンを繰り返すと、
詳細な事実を知ることが出来ますので状況への理解は深まります。
しかし、このような質問の仕方を繰り返していると、
イラストのように一問一答のようなやり取りが続くばかりで、
なかなか話は膨らみません。
では続いて、
「気持ち」に焦点をあてた質問をしてみましょう。
すると、どうなるでしょう?
気持ち(感情・思想)に焦点を当てた質問をしてあげると、
どうでしょう?
お相手の中で連想ゲームのようにどんどん当時の気持ちやエピソードが思い出されて、
話が膨らんでいくのがお分かりでしょうか?
誤解しないでいただきたいのですが、
「事実」について質問することも、もちろん悪いことではありません。
相手の状況や話の内容を正確に理解するためには、
クローズドクエスチョンで尋ね、確認することも時には大切ですよね。
しかし、
『会話を膨らませたい。盛り上げたい!』
『相手に自由に楽しく話してもらいたい!』
と思うのでしたら、「気持ち」に焦点を当てた質問をしてみましょう!
慣れないうちは「どのように質問したら良いのか?」と
難しく感じるかもしれませんが、
要は、相手が自分の気持ちや考えで自由に答えられる質問
(“オープンクエスチョン”といいます)なら何でも良いのです。
また、“同じ内容の質問”でも、
尋ね方をクローズドクエスチョン風に訊くのかオープンクエスチョン風に訊くのかによって、
相手の答えも変わったりします。
たとえば、
「この道で合ってるかな?」と訊いたときには
「分からない」と一言で返されていた質問でも、
「あなたはどう思う?この道で合ってる気がする?」と尋ねてみると
「うーん、自信はないけど、あの建物は見覚えある気がしていてー…」などと、
その後の会話が膨らみそうな答え方で返してくれるかもしれません。
ぜひ色々試してみてくださいね。
あなた自身も楽しみながら自由に質問してみましょう!
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④以降の続きはこちら➡【実践用ポイントまとめ 】15のモテコミュニケーション♥ノウハウ【④⑤⑥】
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