第7章 実践トレーニング方法 ②タイプ毎アドバイス
特別冊子のタイプ自己診断チャートの結果を元にご覧ください。
診断はこちらから➡【自分のタイプを知ろう!】
ただしそれぞれのタイプの“特徴”をご覧の上、
診断結果で出た自分のタイプ以外にも「自分に近い!」と感じるものがあれば、
そちらのアドバイスも参考にしてみてくださいね。
***
Aタイプ
つい自意識過剰になってしまう!
自分の気持ちも相手の気持ちも分からなくなり、
頭が真っ白になってしまうタイプ。
Aタイプのあなたは、
いざ相手を前にすると緊張してしまい精神的に余裕がなくなり、
いっぱいいっぱいになってしまうのではないでしょうか?
そんな時のあなたは周りが見えなくなっている可能性が大です。
肝心のお相手のことも、そしてなんと自分自身のことさえも
冷静に見ることが出来なくなっている状態かもしれません。
そんなあなたにまず押さえて頂きたいのが、
第3章でお伝えした『自然体マインド』です。
Aタイプの人のコミュニケーションが苦手な“原因”を一言でいうと、
自意識過剰に陥ってしまうことです。
緊張や自信のなさが生む『自分自身への不安感(=自意識)』で
いっぱいいっぱいになってしまうため、
視野も狭くなり、客観的に自分のことや状況を把握できなくなってしまうのです。
『自然体マインド』を身に付け、
相手の前で必要以上に余裕をなくさずに居られるようになれば
自分の内側でパンパンになっていた自意識も解放され、
相手のことや周囲の人達のことがよく見えるようになってくるはずです。
すると自ずと、自分自身の状態や立ち位置も見えてくるはず。
そもそも、
視界が悪い状態でキャッチボールをしようとするのは無茶な話ですよね?
今までAタイプのあなたは、
自分の視界がいかに良くない状態か気付かないまま
キャッチボールをしてしていた状態なのかもしれません。
いかがでしょうか、思い当たる節はありましたか?
そうならば、
あなたは第一関門をすでにクリアしたことになります。
なぜなら最初の重要な関門は『気付く(自覚する)こと』だからです。
そして次に、“変わりたい”と心から望むこと。
それが出来たあなたはすでに変わり始めています。
しかし、放っておくと「元に戻ろう」と働く作用によって
再び視界は曇って行きますので、
作用に負けず変化が定着するまで磨き続けることが重要です!
■具体的なHow to(理解編)
相手と話す時に“緊張している”という自覚は、
きっとあなたにもありましたよね?
そして、それは“自意識過剰”からくるものである、
ということは前述の通りです。
“自意識過剰”な状態とは、
「今自分はどう思われているだろうか?大丈夫だろうか?
何を言えばいいだろうか?」などと、
他人の目に映る自分自身のことが気になってしまい、
意識が自分自身(内側)にばかり向いている状態です。
思い出してみて下さい。
たとえば家族や気心の知れた友人など“自分が緊張しない相手”と接する時には、
きっとあなたもこのような状態にはならないのではないでしょうか?
それどころか、その時のあなたはきっと、
“自意識(内向きの意識)”はほとんど「無」に近い状態で、
会話をしている“相手の言動”に自然に集中しているはずです。
これが、
意識が外側(相手や、自分以外の周囲)に向いている状態です。
自意識過剰とは逆の状態であり、
『自然体マインド』にもっとも近い状態です。
緊張する相手と話す時にも出来るだけこの状態で居られる
ようになることが、Aタイプさんの目標です!
では、
具体的にはこれからどのように頑張っていけばいいのでしょうか?
■具体的なHow to(実践編)
①意図して『自分の意識の方向を相手(外側)に向ける』
②意図して『リラックスする』
③『セルフトーク』を使って自己コントロール力をUPさせる
④1週間『続ける』
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➽①意図して『自分の意識の方向を相手(外側)に向ける』
緊張する相手と対面したとき、
意図して『自分の意識を外側に向ける』ことが重要です。
つまり、相手に集中することです。
相手は今、どんな気持ちでいるのか?
言葉の音(ニュアンス)や表情、細かな所作をよーく観察していれば、
大まかな気持ちは感じ取れるはずです。
相手から“感じとること”に集中してみてください。
そうすることで、
あなたの“意識”の矢印を内向き(自分)から外向き(相手・周囲)
へと変えることが出来ます。
➽②意図して『リラックスする』
意識的に身体の力を抜いて、リラックスさせましょう!
深呼吸も効果的です。
身体が緊張しガチガチに力が入っている状態では、
相手に意識を集中させても『自然体マインド』の状態には
なれないかもしれません。
それだと、相手にも見えないプレッシャーをかけてしまいます。
意識を相手に向けると同時に、
意図して力を抜いてリラックスすることを心掛けましょう!
➽③『セルフトーク』を使って自己コントロール力をUPさせる
セルフトークについての詳細はコチラで既述しておりますが、
ここでも少しセルフトークについての説明を入れながらお話してまいりますね。
重複する箇所もありますが大切なお話です。是非お読みくださいませ。
セルフトークとは、
(そのほとんどが無意識のうちに)脳内で発している
自分への“語りかけ”――つまり“独り言”のことです。
私たちは普段から、無意識に1日約5万回ものセルフトークをしており、
実はこのセルフトークが作り出すセルフイメージ(自己像)によって
現実の“自分自身”が形成されていると言えるのです。
ですから逆にこのセルフトークの力を上手く利用すれば、
自身の状態を思い通りにコントロールすることも可能です。
(要は“自己暗示法”のようなイメージで考えて頂いてOKです)
ただし、これにはいくつかのコツがあります。
一つは、
セルフトークから自分自身の『潜在意識』が
どんなイメージをキャッチするのか?ということが大切なので、
“文章の意味”というよりも
“単語が無意識に湧かせるイメージの力”の方が重要だということです。
言葉(単語)選びには十分気を配りましょう!
言葉(単語)そのものがあなたの理想の状態やイメージを表す
ポジティブなものを使いましょう!
そして次に、
意図してセルフトークを唱える際には、
「~したい」「~になりたい」など願望や未来を表すような表現ではなく
すでに達成したかのように「~した」や、
または現在進行形の「~している」という表現を使いましょう!
なぜなら、
「~したい」という表現を使ってしまうと、私たちは無意識に
「実際にはそうではない自分(~したいと望んでいる現在の自分)」のイメージを湧かせ
潜在意識に送ってしまうのです。
それでは“現状を強固にするだけ”で、何の意味もありませんよね。
ですから、
すでに“望みが叶っている自分”のイメージが湧きやすい言葉を使いましょう!
自分をリラックスさせたい時にも使えますし、
苦手意識を取り除いたり、
“邪魔な自意識”に負けず純粋に楽しみたい!なんて時にも使えますよ。
<ポイント>
役者が役になりきってセリフを言うときのように、
出来る限り臨場感をもって気持ち(感情・イメージ)を込めてセルフトークを唱えましょう!(声に出して言えない時は心の中で唱えてもOKです!)
➽④1週間『続ける』
まずは1週間、毎日実践し続けましょう!
下の図をご覧ください。
私たちは物事を習得するとき、このような過程を踏みます。
一番右の図のように、
「無意識的に器用に」出来るようになって初めて、本当の“習得”だと言えますよね。
まずは1週間みっちりと、
セルフトークの力も最大限に利用しながら、
①と②(『①自分の意識の方向を相手(外側)に向ける』『②リラックスする』)を、
日常的に意識&実践し続けましょう!
おそらく部分的なものではありますが、
たった1週間でもほとんどの人が何らかの小さな変化や効果を実感するはずです。
そして、個人差はあれど大体3カ月~6カ月程度の継続で、
自身の確かな変化や効果をはっきりと感じられるようになったり
完全に自分の力として習得(「無意識的器用に」)することが出来るのです!
新しい自分を手に入れられるかどうかの分かれ道は、
意識し続けられるか? 実践し続けられるか?
たったそれだけ、とてもシンプルなことです。
ブログやyoutube動画を見返すも良し、
あなたに合ったやり方でモチベーションを維持させて、
必ず新しい自分を手に入れて参りましょうね!
■まとめ(Aタイプ How to)
-
相手に集中する (自意識過剰を消し、『自然体マインド』の感覚を掴む)
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リラックスさせる (息を吐きながら心身の力を抜こう)
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セルフトークを使いながら自己コントロール
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まずは1週間、しっかり継続! (習慣化させよう!)
次はBタイプ➡【Bタイプ】実践トレーニング方法【タイプ別★アドバイス】
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