第7章 実践トレーニング方法 ②タイプ毎アドバイス

診断はこちらから➡【自分のタイプを知ろう!】

前回の話 Aタイプはこちら➡【Aタイプ】実践トレーニング方法【タイプ別★アドバイス】

タイプ

相手の気持ちを感じ取ることは出来るが
自分の気持ちをオープンに出来ないタイプ。

 

Bタイプの方は、

人一倍相手の気持ちを敏感に感じとることが出来る
“繊細な感性”を持っているのですが、

自信の無さなどが原因で自分自身の気持ちや考えを
他者に発信することが苦手です。

「コンプレックスを悟られたくない…」
「嫌われたくない…」

そんな思いから上辺を取り繕ってしまうため、
“素の自分”をさらけ出せなくなっているのかもしれません。

しかし、それでは逆効果なのです。

 

人は、心を開いてくれていない相手に
自分の心を開きたいとは思いませんし、

「気を許してくれていない(素を見せてくれていない)」
感じる相手には好感も持ちにくいものです。

 

もしかしたら、Bタイプの人はこれまで――

コミュニケーションが苦手だから
(自信が持てなくて)自分をさらけ出せない

――そう感じていたかもしれません。

 

しかし実は逆なのです。

『自分を出さないから、コミュニケーションが上手くいかない』 のです。

 

これまで何度もお伝えしてきた通り、
会話は気持ちの“キャッチボール”でしたよね。

せっかくあなたは上手に相手の「気持ちボール」をキャッチできるのに、
あなたが相手に向かって投げるボールは“消える魔球”ばかり…

いや下手したら、投げてる“フリ”だけで実際には返していないかも…
そんなことになってはいませんか?

 

これでは、スムーズなキャッチボールが出来なくて当然ですよね。

 

 

Bタイプの人に必要なのは、

意識的に“気持ちを表現する”ことです。

 

もちろん、全ての気持ちを見せる必要なんてありません。

常に本音を見せなければいけないわけでもありませんし、
「気持ち」も「情報」も、
隠しておきたいものは隠しておいて大丈夫です。

 

ただし、Bタイプの人の場合は、

『“見せない”ことが当たり前だ』という感覚が、
体質かのごとく染みついてしまっているのかもしれません。

つまりBタイプさんのマインドは、
閉じているのがデフォルト状態の“クローズドマインド”なのです。

 

本当の意味でコミュニケーション上手になるためには、
心を開いて力を抜いて、
自然体でキャッチボールを楽しめるようになる必要があります。

今こそあなたのマインドを
『自然体マインド』に変えていきましょう!『自然体マインド』第3章~

 

 

■具体的なHow to(理解編)

 

『反応』する癖をつけよう!

 

『反応』とは瞬発的なものですよね。

ひょっとしたらこれまでのあなたは、
相手からの“言葉”や“気持ち”をキャッチしたら、

まず脳内で精査し、

『自分はどのように返答するべきか?』と
“考える癖”が付いていたのではないでしょうか?

 

 

しかし、今日からトレーニングとして
意識的にやっていただく『反応』というのは、

考えずに素直に感じたままの自分の気持ちを、
相槌の際の声色や表情、リアクション、
または言葉で
表現してあげることなのです。

 

 

会話の相手が知りたがっているのは“あなたの気持ち”です。

 

相手の言葉に対して、
“なんて言ってあげるか?”を考えるよりも、

“どう感じたか?”
『反応』で見せてあげることを優先させてみてください。

 

いまいち会話が盛り上がらないことが多かったり、
会話中に相手から「聞いてる?」と言われたことがある人は
『反応』が足りていない可能性が高いです。

 

今日からは是非、

“打てば響く鐘”になったつもりで
素直な気持ち『反応』に乗せてみてください。

 

慣れてくると、

「こんな簡単なことで相手は満足してくれるんだ!」
「こんな簡単なことで会話は続くし、盛り上がるんだ!」

と、拍子抜けするかもしれませんよ。

 

 

 

■具体的なHow to(実践編)


①『反応』するクセを付ける

②『自己開示』のハードルを下げる

③思い切って『発言』してみる

④1週間『続ける』

 

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➽①『反応』するクセを付ける


『反応』の基本は
“相槌”を打つことです。

しかし、ただ機械的に相槌を打っていれば良いというわけではありません。


相手に
あなたの「気持ち」が伝わる『反応』
返してあげることが大切です!

ニュアンスを乗せて気持ちを表現するという意識を持って、
しっかり『反応』の実践訓練をして参りましょう!


<例>

 

 

ちなみに余談ですが、

会話をしている時に“相手の
あまり見ずに話す人”って
いますよね?

 

『目を見て話さない』という態度は、
たとえそんなつもりはなくとも、

“心の内を見せたくない”
“相手を受け入れていない”

といった暗黙のサインになってしまいます。

 

せっかく声色などで頑張って気持ちを表現したとしても、
ロクに相手の顔を見ずに会話をしてしまっていたら、
相手に不快感を与えてしまう可能性があります。

 

会話中ずっと相手の顔を見続けなくても良いのですが、
要所要所で適度にアイコンタクトを取りながら
気持ちを表現し会話をしましょう!

 

 

②『自己開示』のハードルを下げる

 

自分の内面をオープンにするのが苦手なBタイプの方。

もしかしたらBタイプの人は、
元をたどれば過去の何らかの体験から
学び、
対人関係を円滑にするため、または自分自身を守るための
処世術として、
“『自分の気持ちを明け透けにはしない』という姿勢”を取るようになったのかもしれません。

ですが、今となってはそれが
「気持ちのキャッチボール」の
妨げになっているのかもしれません。


考え方を新たに変えるタイミングが今、訪れたのです。

癖がついてしまった現在の姿勢を矯正しましょう!

 

そのために必要なことは、まず『意識すること』

普段の会話の中で少しずつ、出来る範囲からで良いので、
自分の内面をオープンにしていく“意識”を持って、
“実践”していきましょう!

 

③思い切って『発言』してみる


些細なことからで構いませんので、
『発信』する機会を意識的に増やしてみましょう!

日常のコミュニケーションでも勿論ですが、
たとえばネット上などでも、普段『見る専門』だという方は
思い切って『発信(発言)』もしてみましょう!

 

こういった些細な『発信』が、

「自分の気持ちを表現他者に伝えること

――つまりは自己開示のトレーニングになります。

意識して出来ることから実践して行きましょう!

 

 

➽④1週間『続ける』

 

継続は力なり。

①~③は意識&実践のお話でした。

あとは、とにかく続けること
これがものすごく大切なことです。

まずは1週間
騙されたと思って続けてみてください!

最初のうちは「上手くいかない」と感じることも多々あるかもしれません。

それでも必ず、
1週間は意識を緩めずへこたれず実践を続けてください!

 

個人差はあれど、多くの人がきっと、
1週間経つ頃にはほんの少しだけ
何となく今までよりコミュニケーションが充実している
感覚の片鱗
を感じることが出来るはずです。

この小さな感覚の片鱗にしっかり気付いて体感してくださいませ!

その小さな感覚は、大きな変化へと続く道の、
最初の一歩を進むことができた成功体験です。
そのまま進み続けていけば大きな変化が待っている証なのです。

私たちは物事を習得するとき、下の図のような過程を踏みます。

最初の1週間目は当然まだ真ん中の段階で、
時々「あれ!?今ちょっと上手くできた気がするぞ!?」と感じられる、
といったところです。

個人差はあれど3カ月間~半年間ほどの実践を続けることで、
最終段階である「無意識的に器用に」――つまり本当の“習得”出来るはずです。

 

ですから、これからの“道のり”のイメージとしては、

まずは1週間で感覚のカケラを掴み
次はその感覚を完全に習得する(新しいマインドに成る)ために、

目標期間(3カ月~)を更新し、
あらためて実践を続けていく!
といったイメージです。

 

 

まとめ(Bタイプ How to) 

  • 目指すは『自然体マインド』
    (「リラックス」・「オープン」・「“素”が自分軸」の3つが揃ったマインドに変えて行く)

  • 会話中は『反応』をし続けよう
    (声色・表情・リアクション・言葉などに気持ちを乗せて、相手に自分の気持ちを表現する)

  • 『自己開示』のMyハードルを下げよう
    (出来る範囲でOKなので、意識的に自分の情報や内面を他者に開示していこう)

  • 『発信・発言』を増やそう
    (受け身なマインドを変える!意識的に『発信』の経験を重ね慣れさせていくことで“新しいマインド”に変えていこう)

  • 『継続』する(まずは1週間の継続で“感覚を掴む”こと。さらに3カ月続け自分に根付かせよう!)

 

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ちなみに、もしも1週間で感覚の片鱗を感じられなかったとしても
落ち込む必要はありません。

「自分は変わることができないのかも…」
なんて思わなくて大丈夫。

単に、
『これに関しては、他人より時間が要るタイプなんだ』
というだけのことです。

 

料理やスポーツを始めた場合だって、
1週間やって「少しは慣れてきたかも…!」と感じている人が
ほとんど
だとしても、全員がそうではありませんよね。

「いまだに慣れない!」と感じている人もいれば、
反対に「1週間でもう
コツが掴めてきたかも!」なんて人もいるわけです。

誰でも習得は可能です!
習得できるまで続けることが重要です。

『あなたのペース』で進めていけば良いのです。
さぁ、できることから早速始めてまいりましょう!

 

 

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