第7章 実践トレーニング方法
① セルフトーク(内側からのマインド変革アプローチ)
前章までは、
あなたにモテコミュニケーションを深く理解して頂くための
言わば“知識”を記してまいりました。
しかし知識とは、
自身の変化や成長に役立てるために“外部から取り込む力”ですよね。
もしも同時に、
“内部からも働きかける力”があれば、、、
あなたは何倍もの速度で変化・成長できると思いませんか?
そんな夢のような力が実在します!
それが、脳科学的にもその効果が証明されている
『セルフトーク』の力なのです。
◆セルフトークとは?
“セルフトーク”とは、
普段、無意識に頭の中で発している『一人言』です。
意識的に発するものや声に出して言う一人言も含みますが、
セルフトークのほとんどは無意識のうちに発しています。
知っていますか?
私たちは普段、
1日になんと約5万回ものセルフトークを無意識のうちにしているのです。
そして、それらの『言葉』のイメージによって
セルフイメージが形成されているのです。
セルフイメージとは、
文字通り自分が思う“自己像”です。
そしてこの“自己像”が、
“現実の自分自身”に ものすごく大きな影響を与えているのです。
たとえば、
「俺ってなんてダメなヤツなんだろう…」
というセルフトークを繰り返していると、
実際にどんどん要領が悪くなったり、
色々なことが上手く出来なくなってしまったりするのです。
〈イメージ図〉
⇩
⇩
⇩
⇩
このようにセルフイメージの通りに、
考え方や思い癖、そして行動の仕方も変わって行きます。
“『セルフトーク(言葉)』が『マインド(自分)』を造る”
そう言って過言ではないのです!
ネガティブなセルフトークが癖になっている人は、
無意識に造った自分の悪いイメージが
どんどん強固な「現実」になってしまう……
そんな負のループにハマっている可能性大です。
今すぐループを抜け出して、
「セルフトーク」の力を上手に使って
“良いイメージ”を現実に反映させる流れに変えていきましょう!
◆セルフトークの効果を利用する!
無意識のセルフトークによって、
知らず知らずのうちに“理想とはかけ離れた自分”を
作り上げてきてしまった人も多いのでは、と思います。
しかし、
“『セルフトーク(言葉)』が『マインド(自分)』を造る”
この仕組みを利用すれば、
意図的に、自分自身を『理想のマインド』に変えていくことが可能なのです!
◆セルフトークで理想のマインドを手に入れる方法
方法をざっくりと言うならば、
4つのポイントを押さえた“効果的なセルフトーク”を意識的に行うことで、
これまでの無意識のセルフトークへの上書き作業をしていきます。
もちろん普段の“無意識のセルフトーク”を「ポジティブな言葉」に
変えていくことが出来れば1番良いのですが、
1日に5万回も無意識で発しているセルフトークの全てに注意を払い、
自覚、管理することはほぼ不可能ですよね。
なので、普段からネガティブなセルフトークが癖になっている人は、
今後もしばらくは無意識にネガティブなセルフトークを発してしまうかもしれません。
ですから、
以下の4つのポイントを押さえた効果的なセルフトークを意識的に行い、
根気強く上書きしていきましょう!
<4つのポイント>
★ポイント①
3つのルールに基づいて効果的なセルフトーク(言葉・文章)を作る
セルフトークの効果を意図した通り正しく発揮させるためには、
以下の必ず守るべき3つの“ルール”があります。
【ルール1】「私は――」で始められる文章にすること
セルフトークは“個人的なもの”です。
主語は必ず自分です。
また、他人と比較するような内容の文章はNGです。
例 ✕「○○さんよりも私の方が良い結果を出した!」
○「私は最高のパフォーマンスをして素晴らしい結果を出した!」
【ルール2】『現在進行形』または、既に『達成した』表現を使う
例 ✕「私は今日のデートを成功させたい!」
✕「私は今日のデートをきっと成功させるだろう」
○「私は今日のデートを成功させることが出来た!」
○「私は今日のデートの成功を確信している!」
【ルール3】 “打消し”は無効!『ポジティブな単語』 を使うこと
私たちの脳は、
“文章の意味”ではなく“言葉のイメージ”の影響を受けているのです。
例えば、
何とか緊張を解きたい…!リラックスしたい!という状況で、
「緊張しないでくれ自分!!緊張しちゃダメだ!!」
なんて心の中で自分に言い聞かせた経験はありませんか?
しかし脳には、
「~しない」「~ではない」というような“打消しの意味”は通用しません。
『緊張』という“言葉(単語)のイメージ”に引っ張られるのです。
ですから、
「緊張しないように と言い聞かせているうちにますます緊張してしまった…!」
なんてことになりかねないのです。
例 ✕「緊張したくない!緊張してはダメ!」
○「私は今とてもリラックスしている」
【3つのルールおさらい】
1.「私は――」で始められる文章にすること
2.『現在進行形』または既に『達成した』表現を使うこと
3.打消しは無効!『ポジティブな単語』を使うこと
この3つのルールを必ず守って
セルフトークの言葉(文章)を作りましょう!
※(ポイント②の後半にセルフトークの参考例文を載せておきます)
★ポイント②『イメージ』と『情動』の力を使う
前述の通り、文章の“意味”ではなく“イメージ”が重要です。
そしてその“イメージ”をさらに強化させ効果を何倍にも高めるために、情動の力を使うのです。
+
“言葉そのもの”にイメージさせる力はあります。
ですが、ただ無機質に「私はとても楽しい」と言うよりも、
想像力を使い、
リアルな感情をこめて「私はとても楽しい!!」と言う方が、
イメージの浸透率が格段に上がります。
ちなみに、「マインドを内側から書き変えて行く仕組み」は、
以下のような流れとなります。
①
②
③
④
イラスト③にもあるように、
「無意識のセルフトーク」に負けていては、
セルフイメージもマインドも現状のままで何も変化させられませんので、
しっかり上書きしていくために
強力で効果的な『セルフトーク』を行わなければなりません!
そのために、“情動”のパワーで効果を増幅させる必要があるのです!
唱える際に情動が湧きやすいよう、
作成するセルフトークの文に“情動を表す言葉”を入れましょう!
例
「~して とても嬉しい!」
「~していて 清々しい気分だ!」
「~したので とても誇らしい!」
前述の“3つのルール”と合わせると、以下のような文になります。
<参考例>
-
「私はどんな人物が相手でもリラックスして自然に会話が出来ている。
私は誰かと話している時間がとても楽しい。」 -
「私は仕事が出来る男である!
今の仕事にやりがいを感じ、毎日とてもワクワクしている!」 -
「私は人前で話すことが得意である。
プレゼンは大成功し、心が素晴らしい充実感に満たされている!」 -
「私はお見合いの場で、堂々と自然体で、楽しんでその場にいることが出来ている。
初対面の女性とも楽しく会話が出来て幸せである。」 -
「私はモテコミュニケーションを完璧にマスターすることが出来てとても嬉しい!
自分の成長を実感していて とても誇らしく感じている!」
このように“3つのルール”に基づきながら、
“情動を表す言葉”も入れた『セルフトーク』の文章を作成しましょう!
◆早速作ってみよう!
紙やノートを準備して、
作成、記入してみましょう!
◎“成功している感覚”を
出来るだけリアルに想像しやすい文章にしましょう。
◎セルフトークの文は何個作っても構いませんが、
毎日唱えることを習慣にするので、
続けやすいようにノート1~2ページ程度が良いでしょう。
◎1つ1つの文の長さも、
気軽に唱えられる長さ(1~3行程度)が良いでしょう。
★ポイント③ 効果的なタイミングで唱える
『起き抜け』と『就寝前』が最も効果的なタイミングです。
身体も脳も力が抜けてリラックスした状態が
最もセルフトークが浸透しやすい状態とされているためです。
作成したセルフトークの文を、毎日の起床後と就寝前に唱えます。
しっかりとイメージし、感覚を味わいながら、リアルな感情を込めて言いましょう!
セルフトークの文がしっくりくるまで繰り返し唱えます。
(1文につき3回くらい)
★ポイント④ 根気強く!『量』と『継続』
セルフトークは“筋トレ”のようなものです。
頑張れば頑張った分だけ、
時間はかかりますがジワジワと確実に少しずつ効いていきます。
“効きやすさ”はセルフトークの内容によっても違いますし
本人の状態によっても変わりますが、
変化を感じられるようになるまでの目安として、
ぜひ、まずは3カ月の継続を決意して始めていただければと思います。
しかし内容によっては、
「これは1週間ほどで変化を感じ始めた!」というケースも
少なくありませんよ!
効果を感じられれば続ける意欲も高まりますよね。
本当に変わりたいと強く望んでいるなら、
とにかく何が何でも最低3カ月は続けてみることです!
3カ月しっかり続ければ、変化に多くの時間が要る人でも
効果を感じられるものがきっといくつもあるはずです。
効きが早い人の場合なら、
3カ月後にはかなり明瞭に確かな変化や大きな成長を
実感することが出来ていると思いますよ!
とにかくまずは習慣化させることです!
スタートを切るその日からあなたの朝晩のルーティンにしましょう!
(※分からないことがあればお問い合わせ用の連絡フォームからメール、
あるいはコメント欄にコメントを書き込んでください。
出来る限りお答えさせていただきます。一緒に頑張りましょうね!2023.8.2記)
<4つのポイント★おさらい>
① 3つのルールに基づいて
効果的なセルフトーク(言葉・文章)を作る
② イメージと情動の力を使う
③ 効果的なタイミングで唱える
④ 根気強く!量と継続
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次の話はこちら➡【Aタイプ】実践トレーニング方法【タイプ別★アドバイス】
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