第7章 実践トレーニング方法 ②タイプ毎アドバイス

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タイプ

話す時に考え過ぎてしまう

頭でっかちタイプ。

Dタイプの人は、真面目で勉強家な人が多いのかもしれません。
あなたもそうでしょうか?

コミュニケーションに対しても、
苦手を克服するために真面目にコツコツとノウハウを学び
取り組むことが出来ますが、

頭でっかちになりすぎてしまうことで、
人間味のあるコミュニケーションから離れて行ってしまうきらいもあります。

 

では“人間味のあるコミュニケーション”とは、一体なんでしょうか?

 

それはコミュニケーションの本質でもある
気持ちのキャッチボール』が出来ているかどうかです。

 

知識やノウハウを学ぶことも勿論悪いことではありませんが、
本質(気持ち)を疎かにしては意味がありません。

頭で考え過ぎるあまり、『気持ち』ではなく
『言葉のキャッチボール』をしようとしてしまいがちなのが
Dタイプの人に多い傾向です。

 

しかし、逆に言えばDタイプの人は、
本質さえ掴めば、今まで学んできた知識やノウハウの力も相まって、
とても魅力的なモテコミュニケーション力を発揮できる可能性が高い人でもあるのです!

 

そんなDタイプのあなたは、

★“考える”より感じること。

★“言葉”ではなく気持ちに注目すること。

★“学んだ知識に従う”のではなく、“相手の気持ちに寄り添う姿勢。

 

この3つへの理解を深め、本質を掴みましょう

そうして知識だけでは得られない、ご自身の本当の魅力を引き出しましょう!

 

■具体的なHow to(理解編)

 

「考える」「感じる」

◇意識のスイッチを変えよう

 

相手と会話しているとき、
あなたの頭の中はどんな風に働いているでしょうか?

「次は何て言おう?何を話そう?」

「どうしたら良いだろう?」

そんな考えでいっぱいになってしまうことがありませんか?

 

そういう状態のときは、実は相手に集中できてはいません

自分では集中しているつもりですが、
実は集中するポイントを間違えているのです。

 

「考える」という行為をしているとき、私たちの意識は内向きになります。

「考える」とは、とても個人的な作業なのです。

 

ですが「感じる」という行為の際は、
その“対象”に集中するので意識は外向きになります。

この場合の「感じる」は、
“対象”(相手)が在って初めて成り立つ
対外的な作業なのです。

 

「自分が何を言おうか」と考えるよりも、
「相手は今どんな気持ちか」を感じることに集中する

そんな意識を持ってみて下さい。

 

“考えてはいけない”ということではありませんよ!

感じた上で、「なんて言ってあげたら良いだろう?」と、
考える必要が出てくる場合もあります。

 

大切なのは、

ちゃんと感じ取ることが出来ているかどうか?


その上で考えているかどうか?

ということですね。

 

◇言葉ではなく相手の気持ちに注目する

 

“言葉”は“気持ち”を表現するための道具ですが、
必ずしも「言葉」=「気持ち」ではありません。

“言葉”にだけ注目していると“気持ち”を捉え損ねます。

 

野球のキャッチボールをする場合なら、
球をよく見ている方が上手くいくかもしれませんが、

気持ちのキャッチボールをする場合は、
(言葉)よりも投手(相手)をよく見て、よく感じながら
する方が上手くいきます。

 

◇相手の気持ちに寄り添う


モテコミュニケーションにおいて、ものすごく大切なことです。

そして、“感じ取る”ことが出来てこそ、“寄り添う”ことが出来るものです。

相手の気持ちを感じ取れず“寄り添う”ことが出来ない人は、
自分の考えで相手を決めつけてしまい間違った行動に出てしまいがちです。

 

例え話を1つしてみましょう。

男性が 「仕事終わった。今から帰るよ~」 と奥さんに連絡を入れたところ、

「風邪ひいたみたいで、具合が悪くて今寝てるのよ…」と返事がきました。

 

“『相手の気持ちに寄り添おう』という意識”がある人は、

「え、大丈夫?なんか買っていこうか?」
「マジか。ご飯は食べれた?なんか欲しいものある?」 など、

相手の気持ち(どうして欲しいのか?)を分かろうとします。


しかし、「感じよう」ではなく
「考えよう」という
個人作業モードにすぐに入ってしまう人は、

このように自分の考えで決めつけ自己完結させてしまい

「分かった!夕飯は適当に食べてくね!気にしないでゆっくり寝てろよ☆」

なんて返事をしてしまったりします。


しかし、ひょっとしたら奥さんは
『具合が悪くてご飯も作れていないんだけど、お腹が空いているから私にも何か買ってきてほしい…』
と思っているのかもしれません。

『薬や飲み物を買ってきてほしい』
と思っているのかもしれません。

お子さんがいる場合なら、
『子供のご飯も買って、出来るだけ早く帰って来てほしい』
と思っているのかもしれません。

男性としては“奥さんのことを思いやったつもりの返答”ですが、
相手の気持ちを感じ取ることが出来ていないすれ違いに繋がり、

奥さんからは
「なんて自分勝手な人なのかしら…。私の気持ちをちっとも分かってくれないのね」
なんて、不本意な評価を下されることになりかねません。

正解は“自分の中”ではなく、“相手の中”に在るのです。

 

相手の中の正解(気持ち)をしっかり感じ取り
分かってあげられてから判断するようにしましょう!!

 

■具体的なHow to(実践編)


①“感じるスイッチ”ON!『相手に集中する』

②“質問OK!”『気持ちを分かろう』

③モテコミュ基本姿勢!『相手の気持ちに寄り添う』

④1週間『続ける』

 

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➽①“感じるスイッチ”ON!『相手に集中する』

 

何度もお伝えしたように、
まず何より大切なことは『相手の気持ちを感じ取ること』

これが出来なければ、
知識があろうと効果的に使うことが出来ず宝の持ち腐れです。

いきなり頭で考えない個人作業に走らない

自分自身で意識をして
相手の気持ちを“感じる”ことに集中するクセを付けましょう!

➽②“質問OK!”『気持ちを分かろう』


“感じよう”
とする = “分かろう”とする

 

ということです。

分からないときには、相手に直接きいてみましょう!
(訊きづらい質問のときには実践用ポイント⑫のように、訊き方を工夫します)


もちろん、ここでも相手の気持ちを感じながら訊きます。

「これは訊かれたくないんだな」 と感じたら、サッと引きましょう!

もし相手が“踏み込まれたくない”と感じている部分について
尋ねてしまったとしても、すぐに引けば問題ありません。

むしろ、言い淀んだ相手の反応を見てすぐに引いたあなたに対して
相手は感謝してくれる可能性が高いです。

『察しが良くて気遣いのできる人だなぁ』と、
関心してもらえる可能性も
高いのです!
(なぜなら、これが正に“相手の気持ちに寄り添った行動”ですからね。)


分からない時は、
怖がらずに本人に訊いてみましょう

訊くこと自体を躊躇して
自分の「考え」だけで相手の心情を勝手に決めつけないことです。

➽③モテコミュ基本姿勢!『相手の気持ちに寄り添う』

 

『相手の気持ちに寄り添う』 とは、

「相手の気持ちが分かる

 

「その気持ちに寄り添い配慮する


ということです。(必ずこの順序が必要です)

「そもそも、今の自分はどれくらい他人の気持ちを
分かることが出来るのだろう?」と、

自分の現在の“感じとる力”がどれくらいのモノなのかも
気になるところだと思います。

現在の実力をチェックする参考にもなると思いますので、
是非とも、特別冊子『相手のキモチをあなたはどれだけキャッチ出来る!?』
(チェック&訓練用ミニテキスト)を活用してみてくださいね!

 

④1週間『続ける』


まずは
1週間、毎日実践し続けましょう!

私たちは物事を習得するとき、下の図のような過程を踏みます。

 

全てのタイプに共通してお伝えしていることですが、

物事を習得するなら、「無意識的に器用に」出来るようになって初めて、本当の“習得”だと言えますよね!


習得するためには、自分自身で
「意識して実践すること」
同時にそれを「継続すること」必要不可欠です!

「無意識的に器用に」出来るようになるまでには、
内容や個人の差はあれど3カ月ほどはかかるものです。


しかし、
変化を感じられるだけなら、それほど時間はかかりません。


ですから、とりあえず
何が何でもまずは1週間


How to①~③を実践&継続してみましょう!

“今までとは違う感覚のカケラ”を、きっと体感できるはずですよ!

 

まとめ(Dタイプ How to) 

  • “感じるスイッチ”ON!『相手に集中する』
    (意識を内向きから外向きに変える。“思考”の前に“感覚”を使う癖をつける)

  • “質問OK!”『気持ちを分かろう』
    (相手の気持ちが分からないときには、相手に訊いてみる)

  • 『相手の気持ちに寄り添う』
    (“相手の気持ちに沿わせた配慮”が出来るようになる)

  • 1週間『続ける』
    (変化を実感できる。さらに3カ月続け、体得するためのモチベーションをGET。)

 

 

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